復讐ストーカーゲーム1
「……もういらない。これで満足……」


不思議だった。今まで色々な食べ物を、お腹が一杯になるまで食べてきたが、こんなに悲しげで美味しい食べ物は初めてだった。


「どうしたの? 貴方……泣いているの? 大丈夫よ、貴方は絶対に殺させやしないわ!」


涙が一筋流れた頬を見て、張飛は心配そうに膝をさすった。


「うるさい! 触るな! あ、兄貴を殺したくせに! 俺はお前を信じていた! でもお前は違ったんだ! そうだろう?」


静寂の間が流れる。跳ね除けられた手の平に、張飛は驚いた顔をしたが、すぐに顔色を変え俯いた。


「……やっぱりそうだったのね。ほら、前に一緒に飲んだ時に、少しだけ貴方に似ているって言ったでしょう? やっぱり気のせいじゃなかったのね――」
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