目の前のアイツ
「ではさっそく取りかかります。」

時雨くんはテキパキとすすめていく。

「さすが…」

「はやいな…」

ぼー、と突っ立っていると、

「何してるんですか。終わりませんよ。」

こっちを睨んで言った。

「「は、はい!!」」

(これでけっこう楽になるな。)

そう思えた。一人増えただけなのにな。

「あたしもガンバろ!」


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