World Walker
傷を庇い、苦悶の表情を浮かべる皇帝。

その鼻先に。

「勝負ありね」

りせは馬上から魔槍の切っ先を突きつける。









それはまるで先の東西動乱最後の一騎討ちの際、乙女が皇帝を下して見下ろしているあの光景の焼き直しのようでもあった。









< 100 / 456 >

この作品をシェア

pagetop