World Walker
「俺が触れても、君は痛みを感じなかった…君が人外の類ならば、俺が触れた途端に『聖痕』の効果が発揮される筈…」

白髪の短髪、生成りに近い象牙色の布で出来た簡素な衣服、中肉中背だがやや筋肉質。

その青年は、緊張を解いて…しかし無表情のままりせを見る。

「名乗るのが遅れた…ヴァチカン市国カトリック教会の総本山、サン・ピエトロ大聖堂より遣わされたヘヴンという。千年真祖(サウザンド・デイライトウォーカー)来栖 恭太郎の討伐の為に、この森にやってきた」

< 319 / 456 >

この作品をシェア

pagetop