おれんじ



ドタドタッッドタッッ!!!



いきなり
聞こえてきた激しい足音。


こっちに来る!?



ガチャッッ!!!




そこで大きく開いたスタッフ室の扉。






「おい!!梓!昨日俺お前に携帯預けたよな!!?」





勢いよくやって来たのは
これまた金髪の今時の兄ちゃん。




え……と………不良?





「峯くん…それ昨日も私に言った………」





「だーーー!!お前じゃなかったのか!!!」




何やら困っている金髪君。
どうやらここの従業員らしい。




「あ」




ここでやっと私に気付いた金髪君。





「あ……!!あなたが今日からここで働く方ですね!?俺の名前は峯って言います。気軽に峯って呼んでください!!」




「あ…えとはい」



勢いがありすぎて押されてしまう……。
これが若さの力か…!!












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