片想連鎖 ~伝えたい心~

怠慢


---- 高校2年春<新学期>

私は美樹と絵里の3人で、下駄箱前に貼り出された【2年生クラス割り】の表を見上げていた。


「あ。美樹とクラス離れちゃった…。」


「でも、明奈は絵里と一緒のクラスじゃない。」


「えー。何、明奈…あたしじゃ不服ってか?」


「いやいやいやいや。滅相も御座いません。」


そう言いながら、クラス割りをまた見上げてみた。

美樹は、川口君とカイと同じクラスだった。
私は、絵里と柴田君、それに葉山さんも同じクラスだったんだ…。
何も起こらなきゃいいなと、小さく祈った。

私がそんな事を思っていると、絵里が、
『げっ。』
と言いながら眉間にシワを寄せたのが目に入ってきたんだ。

その絵里に、
『どうしたの?』
と聞いてみたら、
『いや。同中の男が同じクラスみたいなんだけど、面倒臭いなーって思っただけ。』
と言った。


それが、私にとっても面倒になる人だなんて、私は知るよしもなかった…。


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