誠につもる白雪かな
土「決行は本日暮六ツより。任務は薪炭商に出入りする長州藩士と主人桝屋喜右衛門の動向を探ること。なお、この事は他言無用。女子の格好で潜入して来い。お前の事は出て行ってから隊士に伝える。それまで決してバレるな。」


凛は力強く頷いた。


凛「承知。」


土「あっちでの動向は山崎を通して伝えてくれ。何か重要な証拠をつかんだらすぐ戻れ。いいな?」


凛「承知。山崎さんよろしくお願いします!」


山崎は不機嫌な顔で頭をかいていた。


丞「なんや気が進まへんなぁ...せやけど副長命令やから。補佐はしたる。自分の身は自分で守るんやで?」


凛「はい!」






こうしてついに歴史的大事件への
幕が切って落とされたのだった。

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