サボり魔の私と吸血鬼のキミ!?
title10

「んー……」

まるで昨日までのことが嘘みたいに普通な日。
まぁ、昨日までの無断欠席で先生に怒られたんだけど。
親は仕事漬けな父親と遊び好きの母親だから、家にはいない。
ってことで問題はないんだけど。


「ひーまーだーなー」


暇すぎてなんとなく叫んでみる。



「っせーな。」



倉庫の上から聞こえる夜月の声。
いたのか。


「夜月、いーたーのー?」

「いた。つーか、伸ばすな。うるさい。」


レディに向かってうるさいとは。




「夜月。暇だから降りてきてよ。」




と、私が言うと夜月はよっと、と言って降りてきた。というよりも倉庫の上から飛び降りた。





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