私の実体験【完】
その弐
これは私が小学3年生の頃の話です。

夜私は父に私と兄が寝る部屋に送ってもらいました。

私が行った時には兄はすでに寝ていてシーンとしてました。

私「んじゃおやすみ」

父「明日早いから漫画とか読まんとはよ寝ーや」

私「は〜い」

明日はいよいよユニバに行くんだぁ〜♬

父には早く寝ろと言われましたが久し振りのユニバで興奮しているのでなかなか寝れませんでした。

それでずっと起きていたら……

ギシ…

ギシ…ギシ…

階段から音が聞こえてきたんです。

ん?

パパかな?

私「パパ〜?」

ギシ……ギシ…ギシ………

私「パパ〜」

何度呼んでも返事は無く不思議に思い階段の方を見る事にしました。

呼んでるんやから返事くらいしいや!

と内心父にムカつきながら階段を覗いたんです。

私「パパ〜?」

覗いた時に兄と同じくらいの男の子がいました。

我が家はこの時母と父、私と兄しかいませんでした。

それに私も兄も双子とかではありません。


兄は勿論寝ているので

この男の子は兄ではない!

ってすぐにわかりました。

すると男の子はこちらを横目で見てきたんです。

その目は優しそうな目とは違って鋭い目で私を睨んでいたんです。

私「っ!」

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