ずっとそばにいたのに.......
「泣くなよ。」
「泣いてないじゃん。」
「泣く前の顔してる。」
「そんなことない。」
「そうやって、唇をちょっと噛んで尖らせたら、心優がこれから泣くサイン。ちっちゃい頃から変わってない。」
「..........うそ。」
「自分じゃわかんないだろ。俺は今まで何年、それ見て来たと思ってんだよ。」
「そうだけど.......。」
「昔はさ、その顔、何か可愛くて好きだった。それが見たくて、ワザと泣かしたりしてたもん。」
「..........。」
「でも、今日は泣くな。最後だから、笑った顔、いっぱい見せてほしい。」
「..........。」
「泣いてないじゃん。」
「泣く前の顔してる。」
「そんなことない。」
「そうやって、唇をちょっと噛んで尖らせたら、心優がこれから泣くサイン。ちっちゃい頃から変わってない。」
「..........うそ。」
「自分じゃわかんないだろ。俺は今まで何年、それ見て来たと思ってんだよ。」
「そうだけど.......。」
「昔はさ、その顔、何か可愛くて好きだった。それが見たくて、ワザと泣かしたりしてたもん。」
「..........。」
「でも、今日は泣くな。最後だから、笑った顔、いっぱい見せてほしい。」
「..........。」