【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
そんな………


「おい。お前大丈夫か?

立てるか?」


私に近づいて来る人。


その人が手を差し出してきた。


そしてその人の動きが止まった。


「……………美怜………?」


そう、私を呼ぶこの懐かしい声。


間違えるはずがない。


龍平だった――――
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