【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~
龍平たちのバイクが見えなくなった。


「蓮…私…ちゃんと笑えてた?」


「あぁ。お前は頑張ったよ
…美怜ありがとな。ここに居てくれて。」


蓮がそう言って頭を撫でてくれた。


ありがとう。


ホントにありがとう。


黒龍の皆…大好きだったよ。


龍平…私を好きになってくれてありがとう。


いつか……心のそこから笑える日が来るといいな。


龍平、瑠樹、藍都、拓磨、将汰…夏奈ちゃん。




――――幸せになってね。
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