【完】狼王~全国一の暴走族とわたし~

手紙

暫くの間皆がぼーっとしていた。


だれも話さず動かず…


その時私は美亜ちゃんと話していた昔を思い出していた。

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『ねぇ、みぃちゃん!』

『何?美亜ちゃん』

『うん!あのね?この箱、みぃちゃんにあげる!』

『この四角い箱なに?デザイン可愛い〜』

『これね、私の大切な宝物が入ってるの!

これ…みぃちゃんに預かって欲しいの。』

『…わかった!開けていい?』

『今はダメ。みぃちゃんがふっと私を思い出した時に開けて?』

『何言ってるの〜?美亜ちゃん!!

いつも、これからも一緒なのに変なの〜』

『もう!いいの!!とにかくいつか見てね♪』

『うん!』

『あ、この箱ね?お兄ちゃんたちと見てね!!

まぁできることなら狼さん達とも見てね!』

『龍平たちと?…狼さんて…ほんと美亜ちゃんおかしい〜(笑)』

『出来たらでいいの!お願いね!!

私の全てが詰まってるからね』


ーーーーーーーーー

……………あ!!


あの箱!!私…確か龍平たちを忘れる為に段ボールにしまったんだ!

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