ロング・ディスタンス
二日目は、一か月前にも訪れた島の入り江に行った。
そこは太一のとっておきの場所でもあり、栞も気に入った。島にはそんなに行く所もないから、お気に入りの場所をリピートしたって構わない。
「いつ来ても気持ちがいいですね」
海風に吹かれて、栞の長い黒髪がなびいている。
この前みたいに、太一はモカシンを脱いで裸足で歩いている。
彼女は太一のやり様を真似て、フラットシューズを脱いだ。
右手にシューズを提げて歩く。
連休の時と違って、午前中の入り江は人影がまばらだ。
二人は砂浜に並んで腰を下ろす。
そこは太一のとっておきの場所でもあり、栞も気に入った。島にはそんなに行く所もないから、お気に入りの場所をリピートしたって構わない。
「いつ来ても気持ちがいいですね」
海風に吹かれて、栞の長い黒髪がなびいている。
この前みたいに、太一はモカシンを脱いで裸足で歩いている。
彼女は太一のやり様を真似て、フラットシューズを脱いだ。
右手にシューズを提げて歩く。
連休の時と違って、午前中の入り江は人影がまばらだ。
二人は砂浜に並んで腰を下ろす。