ロング・ディスタンス

奥付

― 廿日草(はつかぐさ)より ―

 今年の七月からこの作品を書き始めて、夏場は多忙につきお休み。季節は流れ、冬に入ってやっと書き終わりました。一本の小説を書くのって結構時間がかかるんですね。
 Berry’s Caféさんの他の作家さんの作品をチラチラ読むと、私の作品にはそれらに見られるスタイルや様式美がないように思います。この作品がこのレーベルに相応しいかどうか、ここの読者に受けるかどうかわからず、女性向けではなくよそのサイトに投稿しようかとも当初考えました。でも、入力画面が扱いやすいということもあって、結局またこちらでお世話になることになりました。お陰様で多くの読者にこの作品を読んでいただき、ありがたく思っています。
 

 今回の作品では「不倫」が一つのテーマでしたが、私はラノベで不倫をカジュアルに描くということに抵抗があります。なので、途中までは重苦しい話になってしまいました。
 私の昔の思い出をエッセンスとしてこの話を書きました。不倫ではなかったけど、学生時代の友人が二股男と恋愛をしていて、私は彼女の恋愛に反対したんです。そうしたら案の定、友人はオカンムリ。あの時の行き違いの悲しい記憶を思い出しながら、作品を書いていました。 
 結局、その男は彼女をひどい捨て方でふりました。私は内心「やっぱりね」と思ったけど、もちろん口には出しません。その彼女も今では素敵な人と巡り合い、結婚をして幸せな生活を送っています。
 友達がやばいことに足を突っ込んでいる時、どこまで口を挟むかっていうのは難しい問題ですよね。その人との親密度によって干渉の度合いも変わってきます。さして仲の良くない相手なら、不興を買ってまで意見したくはありません。成美や私が友人に意見したのは、彼女が自分にとって大切な存在だからです。
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