ヘビロテ躁鬱女
「あ、ごめん。誰かいると思わなくって……」


「なんだよお前、顔色悪いじゃないか。なんかあったか?」


「……」


今、重大な秘密を誰かに話すわけにはいかない。ましてや厨房はマズイ。


「御2人さん仲がイイネ~! 輝さん、狂子さんのことスキネ!」


――え!?


刺身担当の中国人、王さんだった。


「ちょっと王さん、止めてくれよー! こいつを好きな訳ないでしょ! 俺が先にトイレに入るから王さんは後!」


慌てて横溝は、トイレのドアを開けた。


「狂子、ホントアルヨ。いつも輝さん、貴方のことをキニシテル。スキアルヨ」
< 110 / 417 >

この作品をシェア

pagetop