ヘビロテ躁鬱女
 ――嘘!


私があまり好きじゃないんだから、あいつも私のことを嫌いだとばかり……。確かに気持ちを諭される時があるけど、そんな――。


「狂子も顔が真っ赤ネ。フフッ」


王さんは、からかうように笑った。居ても立ってもいられなくなり、この場から逃げ出そうとした。


「輝さん、いつも焼き場から狂子のお尻見てるネ」


「もう! 王さんったら、冗談言わないでよ!」


――なんだ、ただのジョークだったんだ……びっくりするじゃない。


うちの店にいる外国人は、本当ギャグばっかり言うんだから! 


お父さんと似てるあいつ。絶対、有り得ないよ。
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