ヘビロテ躁鬱女
 ――なに? この騒がしい笑い……この声まさか愛子さん?


肉声を辿ると場所は厨房からのようだった。その場面を見て唖然とした。


愛子は原口料理長と楽しそうに会話をしている。それだけじゃなく、横溝や外国人とまで……。


打ち解けるのが早い感じがした。


人見知りの私には、ないものを持っている。それだけでなく女としての武器も――。


愛子が何枚も上手だった。


「あ、狂子さぁ~ん、どこへ行っていたんですかぁ?

厨房の方達って物凄ぉーく面白いですね? 私、爆笑しちゃいましたぁー」


なにを言っているの? 私が――サボっている貴方を探していたんじゃない!
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