ヘビロテ躁鬱女
衣舞とホールで並び、エレベーターが降りてくるのを待った。


「私もあの後、守と2人きりになったんだよ。友達としてだけど凄く話が弾んで嬉しかったんだ」


衣舞は照れたように言った。


「本当!? 良かったじゃん! やっぱり好きなんだね」


私の顔もパッと明るくなった。親友が幸せなら、嫌なことも吹っ飛ぶ。


――はずだった。


エレベーターが店に着き、衣舞は店長に挨拶をした。


「おはようございます関田店長。昨日は、ごちになりました!」


「おう! 衣舞、おはよう。今日も宜しく頼むな!」
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