ヘビロテ躁鬱女
「誰が夜の王だって? お前ら仕事しろ!」


「やべぇ! 店長!」


レジに向かう通路とドリンクコーナーを遮るノレンを潜り、いつの間にか関田店長が様子を窺っていた。


「夜は輝の方が詳しそうじゃないか、まったく……。そうだ、今日は新庄が休みだから――衣舞、お前さんが愛子に指導をしてやってくれ」


愛子は店長に目配せをしていた。


――入ってきたばかりで男を操るなんて……凄い女。


「はーい、了解です!」


「それとみんな、今日は営業中に1人づつ面接を行う。恒例の時給が上がるかの面談だ。心して仕事をしてくれよ。以上!

ほら、仕事へ戻れ。行った、行った」
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