ヘビロテ躁鬱女
「恋人を取られたみたいな顔しないの。もう、私もいるでしょう?」


「和歌子。ふふふっ、そうだね」


和歌子はすかさずツッコミを入れた。いつも楽しい雰囲気に変えてくれる貴方に感謝する。


「おっはー! なに恋人って? まさか狂子さんに彼氏ができた?」


「鉄平おはよう。違うよ、狂子は衣舞を恋人のように見つめているから……」


出勤してきた鉄平は、驚いた顔をした。


「もう、違うってば! そんなんじゃないの鉄平! 勘違いしないでよ、私はソッチの趣味はないからね!」


「うんうん、知ってる。狂子さんは僕の物ぉ~」


抱きつこうとする鉄平を和歌子は両手で阻止した。


「早く着替えて、タイムカード押せ! 馬鹿者!」
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