ヘビロテ躁鬱女
「はい……失礼します」


座布団の上に、ちょこんと座った。


「いつも通りの流れなんだが、この書類に沿って、お前の評価を出して見た」


「はい! 宜しくお願いします」


普段ホールで見る店長は、おふざけ顔が豊富で、明るい振る舞いが多かった。だが、今はお葬式のように沈んだ顔をしていた。嫌な予感が全身を包み込む。


「言い辛いことではあるんだが……今回の評価は前回と同様、なにも変わっていないという判定を下した。よって、このままの時給で頑張って欲しいと思う。

お前の評価は元々高い。それを超えるのは難しいかも知れないが、これからもチャレンジしてくれ」


――そういう理由なら、しょうがないよね……。


「分かりました」


「……それと」
< 143 / 417 >

この作品をシェア

pagetop