ヘビロテ躁鬱女
「すっかり暗くなったね」


ビルの一階に着き、外へ出ると衣舞は空を見上げてそう言った。


「風が冷たくなってきたね」


小雪は両腕を交差させ、擦っている。


「……本当だね。これからはまたイベントが増えるね」


気持ちの変わり目がふと訪れるように、季節の移り変わりも早かった。


「狂子。迎えに来たよ」
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