【完】結婚からはじまる恋《2》
「じぃちゃん・・・」



俺はじぃちゃんを慰めた。



じぃちゃんは旦那様の遺言状のコピーを見ながら、自分の罪の深さに泣いていたんだ…




そうだと思うと不憫でならない・・・




「…優也…私は…私は…取り返しのつかない…コトをした・・・」



「じぃちゃん・・・そんなコトないさ。じぃちゃんは悪くない…」



老体に自ら鞭を打ち、泣きながら責め続けた。



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