【完】結婚からはじまる恋《2》
「!?」



急に味噌汁を温めると気分が悪くなった。


私は火を止めて…洗面ルームに駆け込む。




「おい…どうした?」


頼が私の後を追って、洗面ルームに入ってきた。



「気分が悪くなっただけ…」



私は口許を水で洗い、そばにあったフェイスタオルを手に取った。




「帝や准も言ってたけど…お前…妊娠してるのか?」



「妊娠?」



可能性がないワケではないけど。



私の病はまだ、完治していないーーー・・・


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