【完】結婚からはじまる恋《2》
「…良ければ…詳しく事情…教えてもらえますか?」



「…私と優也が舞台で共演して噂になったのは知ってる?」



「あ、はい」



「…優也は知名度はないけど…才能はあるいい俳優だった。舞台の仕事が初めての私に何度も舞台の仕事を経験している優也は熱心に演技指導をしてくれたの」




「へぇーっ」


優也さんは優しい人だから。

頭にその光景が自然と浮かんできた。




「…私たちは噂ではなく本当に付き合っていた。でも…ウチの事務所の社長のレンさんは…あまりいい風には思わなかった」




「どうして?」




「…やっぱり…私が売れっ子アイドルで…人気が落ちるのを懸念したと言うか…優也の所属事務所に圧力をかけた。元々、優也の所属事務所は小さな事務所…他のタレントの活動の妨げになると考えた事務所は優也を解雇した」







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