【完】結婚からはじまる恋《2》
「早朝から大変ですね…」



「優也さんこそ」



3人で朝食を取るのが日課となっていた。

秘書の身で御馳走になるのは気が引けるのか…最近は朝食作りを手伝うようになった。



「…別に手伝わなくてもいいのに」



「いいえ、そう言うワケにはいきません」



「・・・」



優也さんは私の手からフライパンを奪う。



昨日の夜のせいで、身体が気怠い私は優也さんに朝食作りを任せる。



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