【完】結婚からはじまる恋《2》
優也さんが私をーーー・・・




「嘘だと思ってます?俺は本気ですよ…」




信号が赤に変わり、話をそこで途切れた。




優也さんが本気でも私は彼を男性として意識などしない。
彼は唯の頼の秘書。



私が本当に好きな人は頼だーーー・・・




「…このまま…奥様を浚っていこうかな?」




優也さんは本気で私に好意を抱いている。



「それは困ります…頼だって会社で優也さんを待っていますよ…」




「…奥様とこうやって密室に居られるもの今しかないかもしれない」



< 56 / 213 >

この作品をシェア

pagetop