【完】春紫苑
「だよ、な。はは…美琴、変なこと言って、ごめ…」
「ありがとう、でしょ?」
「え?」
「傍にいるって言ったのに何で謝られなきゃなんないのよ。こういうときは、ありがとうで良いの」
ごめんと将光が言い続けるのなら、私は貴方がありがとうとしか言いようがないようにすれば良い。
将光がストーカーって気味悪ぐらいに傍にいて、笑わせれば良い。
「美琴、ありがとな」
そして、将光への想いが少しでも届けば良い。
そしたら将光は、こんなに切なそうに笑わなくなるでしょ?