【完】春紫苑
【駿 Side】
「やっほー流」
「何だよ」
病室に入ると、名前を呼んだだけで睨まれた。
「ほんと流は怖いんだから」
自他共に認める天使はどこに行ってしまったんだろう?
それにしても…
「頭を数針、左手の骨折。せっかく大きなトラックに跳ねられたのに、たったそれだけの怪我ですむなんて凄いね」
「………」
「そんな睨まないでよ、俺が何をしたって言うんだよ?お前を突き飛ばしたのは城野 巫女だよ?」
それなのに俺を睨む意味が分からないよ。