暗闇の鎌【読みきり短編集】
 ――ん、声が止まった? 早速、念仏が効いたのかな? やるじゃん俺。


大きく深呼吸をし、ギュッと閉じていた瞳を恐る恐る開いた。


――もう終わったんだ。なにもないはず……


「……うわあ!!!! な、なんでだ」


――よっつ……ハナレラレナイ……


「う、嘘だろう……」


目玉は消えるどころか、四つ横並びに増えていた。眼光を鋭く、真っ直ぐに俺を威圧している。


――よっつ……ハナレラレナイ……


「離れられないだと? ふざけるな! さっさと消えろ化け物!!!!」
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