Love is -memoryー
「え、警察?」



「はい」



最近は風営法違反をした覚えがない



「お電話代わりました。僕がオーナーの輝一です」



電話の内容は想定を超えるものだった。



理桜の客が彼女を襲い、止めに入った自分の夫を彼女の目の前で刺した




「かしこまりました。用意しておきます」



電話を切ると指示を出す。間をおかず携帯が鳴った



「なんだ?」



「……想像ついているだろ。アイツに暫く休みをやってほしい」



「……そのつもりだ。俺も店に出る」



彼女が運ばれたのは悪友のもとだったようだ



「彼女の状態は?」



「怪我は命に別状はない。ただ、話せなくなっている。事件より前にも何かあったのか、体調もこの間と同レベルってとこ」



思っていた以上に深刻のようだ




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