【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~





頭を掻きながらそう言った萱島君。



え、萱島君、別れちゃったんだ……。


ラブラブだって噂だったのに。



「え、別れたの?順調だったんじゃなか
ったの?」



そう思ったのは律希ちゃんも一緒だった
みたいで、驚いたようにそう言った。



「うん。……他に、気になる人が居て」

「……そうなの?」



律希ちゃんがそう言うと、萱島君は、は
ぁ、と深く息を吐き出した。



「うん。まあいいや……。じゃあ、そう
いうことだから」



そう言って去っていってしまった萱島君




「……結局なにしにきたの、アイツ」



律希ちゃんは訝しげにそう言いながら、
首を傾げていた。








.


< 268 / 361 >

この作品をシェア

pagetop