【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~





くすぐったくて、甘い痺れに思わず自分
じゃない声が漏れた。



そんな自分の声が恥ずかしくて思わずバ
ッと口を押さえれば、掠れた皐君の声が
鼓膜を揺らす。



「杏子のこんな声も、表情も……誰にも
教えない」



そう言うと、私の頬を両手で包み込んで
、私の顔を持ち上げる皐君。



その瞳がやけに熱っぽくて、どうしたら
いいのかわからなくなる。



「……誰にも、渡さない」



そう言った皐君の顔が近付いてきて。



私の唇に、皐君のそれがゆっくりと重な
った。



「ん……」



ゆっくりと、目を閉じる。



皐君にキスされるのはすごくドキドキす
るけど……嫌いじゃ、ない。



……でも。




< 311 / 361 >

この作品をシェア

pagetop