【完】カテキョはイケメン王子様!~アブナイ恋のお勉強~
くすぐったくて、甘い痺れに思わず自分
じゃない声が漏れた。
そんな自分の声が恥ずかしくて思わずバ
ッと口を押さえれば、掠れた皐君の声が
鼓膜を揺らす。
「杏子のこんな声も、表情も……誰にも
教えない」
そう言うと、私の頬を両手で包み込んで
、私の顔を持ち上げる皐君。
その瞳がやけに熱っぽくて、どうしたら
いいのかわからなくなる。
「……誰にも、渡さない」
そう言った皐君の顔が近付いてきて。
私の唇に、皐君のそれがゆっくりと重な
った。
「ん……」
ゆっくりと、目を閉じる。
皐君にキスされるのはすごくドキドキす
るけど……嫌いじゃ、ない。
……でも。