本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
結局、次の日になっても彼からの着信はなかった。


朝から連絡するのもきっと嫌がるだろうからメールだけを送って家を出た。



会社に着くと先輩はもう来ていて挨拶だけを交わして席に着いた。


やっぱりメール来てない。本当に怒らせてしまったんだ。


彼の仕事場も家も知らない。
私と彼を繋ぐのはこの携帯だけ。



彼はうちの合鍵を持っているけど私は彼の何も持っていない。
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