本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
どんどんと広重さんの顔が近づいて来る。首を左右に振るけど逃れられそうにない。嫌だ、私また・・・




「充、それくらいにしとかなきゃ、俺だって本気でキレるけどいい?」




目を瞑った瞬間、覚悟を決めたけど耳に聞こえて来た声に大きく目を開けた。



そこには不機嫌顔で壁にもたれながら腕を組んでいる翔くんがいた。




「遅いよ。後、1分遅かったら俺だって男だし、奪ってた」




パッと両手を離して降参のポーズを見せる広重さん。えっ?どういうこと?
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