本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
あんなに素敵な人はいない。



マイナス思考で頑固で頭で考えず、すぐ言葉にしてたくさん傷つけた私をそれでも選びたいと言ってくれた。



なのにまた私は彼を傷つける。




「ど、どうしたの?さくら。今日は亜樹たちと女子会だったんじゃないの?」




あの後、亜樹さんたちと別れてすぐ翔くんの家に向かった。


久しぶりだな。翔くんの家。翔くんの香りがするこの部屋に来ることももうない。


彼はドアを開けてすぐ、私の姿に驚いたけど優しい笑みを浮かべて部屋の中に入れてくれた。



そして、私の好きなカフェオレを淹れてくれたんだ。
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