本当の好きを教えてあげる〜番外編完結〜
「主査、すいません。部署に忘れ物をしたので取りに戻ってもいいですか?」




「わかった。俺も行くよ」




また並んでエレベーターを待った。ゆっくりと降りて来るエレベーターに乗って5階に着くとやっぱり人はいなくて真っ暗。


急いで先輩が電気をつけてくれて私は自分の席に行って机の中からポーチを取り出した。


新着メール0件。着信0件。



やっぱり彼からの連絡はない。
本当に終わりなの?
何も言ってくれないの?
< 46 / 470 >

この作品をシェア

pagetop