私はヴァンパイア
普通なら執事を変えるとこだがこの屋敷

には執事はこいつだけ、しかも普通の執

事では私に使えられない。

私は常に命を狙われている。


「では、朝食にしましょう」

「ああ」




    日が落ちたころ

「こんばんは、みなさん」

夜会には黒いスーツ、ドレスを着たヴァンパイアが沢山いた。

「ローズさま」 「ローズ様」

ヴァンパイアは私に会うと頭を下げる。

私はこれが好きじゃない。

いや、嫌いだ。


会場には龍もいた。でも踊りにきたんじゃない。

「ヴァンパイアハンター」としてだ。

ハンターは夜会でもヴァンパイアの監視をする。

私はヴァンパイアの姫、だから夜会での
ハンターの仕事は出来ないんだ。
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