私はヴァンパイア

「踊ってくださいますか?ローズ様」


「ええ、喜んで」





「ふーー」

さすがに疲れた……続けて20人だと!

「ざまぁないな、ローズ」

はーこの人をバカにするような話し方と笑い方は……


「なんの用だ…龍」


振り返ると黒いスーツを着た龍が笑っていた

「いや、あんたの疲れっぷりが面白くてね」

相変わらず腹黒いヤツ

「私にかまってないで仕事に行ったらどうだ?」


「今は別のヤツに任せてる。」

龍がそう言いながら見た方に目をやると、同じハンターのヤツらが仕事をしている。


で…こいつは私をからかうために一人抜けてきたと言うのか!?

私が龍が仕事を抜けてきた理由をいろい

ろと考えていると、龍がクスっと笑い右

手を差し出した。

え?

「俺と踊ってください」


そういう事か

「ああ…」

私は龍の手を取った。






< 21 / 60 >

この作品をシェア

pagetop