本当の初恋!?
「その日から。」




弱音ばかりを心の中で叫んでた きほ。

        そんな時、 チャンスが訪れた。


総合の時間、1組と2組で合同だった。

自然のことについて 資料をまとめて、学校の授業参観の時に発表するらしい。

先生「今から、計6名、1組2組混合・男女混合でグループを作ってください。」

 もちろん きほが入りたいと思ったのは 紫音君がいた 火力発電のことについて調べるグループ。

 でもきほは、風力発電のことについて調べるグループの方に 第一希望として、いってた。



 だけど 人数の関係で、風力発電のグループから一人抜けて 火力発電のグループに行くように先生に言われた。


 心の中で 抑えきれないほどの 舞い上がる気持ちを抑えて

「じゃあ きほがいく!」って言って、火力発電グループに行った。


紫音「おお、いらっしゃい」

きほ「笑」

この 紫音君の一言だけで、嬉しかった。しかも 目があった。


その日から、今まで 対して学校に行くのが楽しいと感じることすらなかった きほが、

総合の時間があることで、ものすごく 学校が楽しく感じられた。

ある日 総合の時間、パソコン室で、パワーポイントをつくる作業中、

 普通リーダーシップとか 持たないはずの 紫音君がパソコンが得意そうに、キーボードをうってた。

紫音「きほちゃん パソコンのキーボード うつのはやいんやろぉ?、うってみてー?」



もちろん 断ることなく きほは「いいよぉ」って言った。

その時 ドキドキした。

紫音君が隣にいるから。 

本当にドキドキした。

心の中で、やばい、、、やばい。。。。って言ってた。自分でも 面白くなるくらいに。


それから、総合の時間を中心に、昼休みとかの休み時間を使って、パワーポイントの画像を作っていった。
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