危険な男友達
「相澤ななせ22歳初彼氏おめでとう。」
そう言って笑うしのにお前が決めたんだろと文句を言ってやろうかと思ったが今日は何か疲れたしもういっか。
「じゃあ、あたし明日も朝早いしもう帰るね。」
あたしとしのはよくお互いの家を行き来するけど泊まったことは一度もない。まぁあたしがいくら相手がしのとはいえ、異性の家に泊まるなんてだめっていう考えあってのだけど、、
だからいつものように帰ろうとするあたしにしのは
「は?帰んの面倒臭くね?今日泊まってけば。せっかく付き合い出したんだしよくね?」
そうだったあたししのと付き合うことになったからもうあの考えに縛られる必要はなくなったんだった…
でも何か慣れないこの感じに耐えられなくて
「あっあたし着替えとか化粧品だって持ってきてないし、明日の準備とかあるから帰らないと!じゃあね!」
と早口で言ってしのの家から飛び出した。