今すぐここで抱きしめて
“好き”だなんて久々に言われて一気に体温が上昇した。


っていうか、どこでそんなスイッチが!?


恥ずかしげもなくサラッと言った飯田くんは、


「小柳さん、好きです。僕と付き合ってください」


なおも言い続ける。


「え、ちょ、ちょっと待って。いきなり何を……」


混乱している頭を落ち着かせようと、手元に置いていたシガレットケースから煙草を抜き取った。


落ち着け、私っ。


相手は部下で25歳で年下。


もしかしたら、からかってるだけなのかもしれないし。

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