sweet memory







「今日仕事が終わったら奏大くんとデートなの」

「えっ…?」

「誘ったら奏大くん直ぐに了承してくれたわ」

「嘘…」

「嘘じゃないわ。お子様な貴女じゃ、奏大くんほどの良い男は満足出来ないのよ。貴女ちゃんとエッチしてあげてる?」

「っ!」

「クスッ。その様子じゃまだのようね。奏大くん可哀想に…。でも大丈夫。私がちゃんと今日の夜、奏大くんの欲求を解消してあげるわ」

「……」

「相手を我慢させてるだけの貴女って、奏大くんにとったらお荷物そのものね。さっさと自分から離れていけば良いのに」








そう言うと、その女性は何処かに行ってしまった。
それと入れ違いになるように、あかねと穂波が戻ってきた。





2人が戻ってくると、花菜の様子がおかしいことに気付き、あかねが問い掛けた。
しかし、花菜は何もなかったかのように振る舞った。
そして、注文したケーキが来た事によって話が流れ、花菜はほっと一息ついた。






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