sweet memory
「花菜…。これ、開けてみろよ」
「何、これ?」
「開けてからのお楽しみ」
奏大は中身が何か分かっているようで、ニヤリと笑いながら箱を渡した。
花菜は言われた通りに箱を開けた。
すると、箱の中から出てきたのは花だった。
「お花…?」
「…フラワーボックスっていって、最近流行りのプレゼントらしい。今度、うちの会社でも取り扱うことになったんだ」
「あっ、だから奏くんの会社のロゴが入ってたんだね。…ありがとう、奏くん。凄く可愛い」
「あぁ…」
「あれ?…何か挟まってる」
ボックスの中に、何かが挟まっていることに気付き、封筒を取り出した。
花菜は奏大の方に顔を向けると、開けるように促され、言われた通りに封筒を開けてみた。
するとその中には…。