社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。



「だってさ、宇浦ちゃんにキスしておきながら今さっきまで他の女といた男だよ?そんな奴にまでそうやって世話焼く?普通」

「…それとこれとは別です。このままオフィスに戻って気まずい思いする氷室さんを見ててもいいですけど、私にも良心ってものがありますから」

「良心、ねぇ」





本当、おかしな子。バカな子。

俺相手に“良心”なんて





「…そんなもの持ってるから、こうして悪い男に付け込まれるんだよ」



そう呟いて、何度目かのキスをした。




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