社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
「…、」
それを取ろうと手を伸ばす、があまり背の高い方ではない私の手では棚の上には届かない。
(もうちょっと…)
限界まで背伸びをし、手をピンと伸ばす。
届きそうで、届かない。その高さに苦戦していたその時、後ろから伸びてきた手がひょいとガムテープを取った。
「はい、これ?」
「!」
それはいつの間にか居たらしい氷室さんの手で、彼は笑みを浮かべガムテープを私へ手渡す。
「…何でここに?」
「丁度荷物置きにくる用があってさ。そしたら宇浦ちゃんがいたから」
「……」