社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。
嘘くさい笑顔で手元のファイルを棚に置く彼からガムテープを受け取って、すぐさまその体から距離をとる。
「?何でそんなに離れるのさ?」
「何されるかわかりませんから。あんまり近付かないでください」
「相変わらず随分な言われ方だなぁ」
苦笑いをこぼしながら、その目はじっとこっちを見た。
「けどこの前の赤いソファ、褒められたでしょ?」
「…別に、あなたのおかげじゃありませんから」
「えー?提案したの俺じゃん?ちょこっとくらいお礼の言葉があってもいいんじゃない?」
「ありません」
「…ふーん」