社内人気No.1のアイツに不意打ちで愛されています。



溺れるくらいに、深いキス。

それは角度を変え、舌を絡ませ、呼吸する暇も与えない。



(…酸素、足りない)



「…ふ…」



くらくらするくらいのキスのなか、ぼんやりとした頭で考えた。



あぁ、またキスしてる。



最低、最悪、

そう思うのに与えられると拒めない。

濡れるから、って傘に入れてもらったはずなのに、体を濡らしてキスしている。



私は、矛盾 してる



(頭のなか、ごちゃごちゃ…)





「…手に入らないものほど、余計に欲しくなるよね」





キスの合間に囁かれたその言葉が、何を意味するのかはわからない。



二度目のキスは、雨の冷たさの中で





< 97 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop