拾われ化け猫
ある晴れた日に
トモくんのお父さんとお母さんは、トモくんをいろんなところに連れて行った。


遊園地や水族館にも行ったし、花畑や海や山にも行った。


僕は家に残されることになっていたけど、いつもこっそりついて行った。


僕がトモくん以外の誰かに気づかれたくないと思えば、気づかれることはなかった。


トモくんははじめて会った時から随分変わったけれど、昔と同じ、輝く瞳を、取り戻していった。


僕は嬉しかった。
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